実験の進め方(古典物理学を対象とする場合)
実験の進め方を書いた本は少ない。
効率的に研究を進めるためには規則に基づき実験を行う必要がある。
以下、要点をまとめる。
研究活動とは
事実は誰もが理解できるが、妄想は自身にしか理解できない。
事実からどれだけ妄想の幅を広げることができるか、その後それを如何に事実として万人に理解させるかが研究活動である。
また、ある現象は異なる物理現象の組み合わせである。そのため、妄想を広げるには対称の現象を物理現象の組み合わせに分解し、各物理現象を記述している理論を頭に詰め込むことが必須である。
前準備
- 分野の基礎理論を理解する
- 徹底的に過去文献を調査する
- 得られた情報を基に各パラメータを振った際に、頭の中で事象がアニメーションとして動くまで最大限妄想する
実験計画
- 妄想をする≒仮説を立てる
- 一つの実験につき一つの目的を定める
- 動かすパラメータは一つ
- まずは、大きくパラメータを振る(3点以上)
- 結果を予想する
実験
- 計画通りに遂行する
- ネガティブデータが出ても途中で辞めない
- 事象を詳細に記録する
結果の考察
- 記録を詳細にまとめる
- 仮説と異なる結果となった場合は原因を考える。その際、まず実験が正しく行われたかを確認